スローイン
子供が所属しているチームで、皆のスローインがひどい(多くの子がファールスロー)なので、各家庭でも練習してきてくださいとコーチから一言。
それならばと、それぞれの親が我が子に指導するのを横で見ていると、どうも微妙にみんな言っていることがずれているような。。。
そもそも、スローインとは競技規則にこう定義されている。
第15条 スローイン
- 進め方
ボールを入れるとき、スローワーは:
となっている。
特に3つ目の条項で、 頭の後方から頭上を通して というところが、感覚でやっているとずれてしまうようだ。
よくあるダメな例1:お辞儀スロー
両手で投げる瞬間に、お辞儀をするように顔も(体も)前方に倒してしまうと、頭の頭上をボールが通らないので、ファールスロー。
よくあるダメな例2:手投げスロー
プロでも時々やっているような気がするが、厳密には頭上にボールを持ちそのまま手投げ(スナップを効かせる感じ)で投げるのはファールスロー。
きちんと後方まで下げることと、頭上を通過する(頭上から上に向かって投げるのは通過してないと判断できる)ことをやっていないと、厳密にはファールスロー。
これらは、どうも感覚でサッカーを見たりやったりしている人が、より遠くにボールを投げるように指導しようとした時に、見逃してしまう(推奨してしまう)スローのようだ。
練習で気をつけること
よく他のチームを見ていると、ファールスローや細かいファールが多いチームがよくある。
そのチームを観察してみると、ほぼ100%そのチームの審判(通常はコーチ)の基準は、それらを許容している(見逃している)。
つまり、そのチームに帯同する審判(相当の人)が、そのまま子供達の基準になってしまい、時には悪影響を及ぼしてしまうことがあるようだ。
練習だから多少甘くて良いところもあるが、ルーズにやりすぎてしまうと、本番の時に(他の厳しい審判に当たると)子供達が苦労してしまうことになる。
なので、日頃から、常にではなくとも、時々は競技規則通りにきちんと笛を吹いてあげてほしい。