4級審判の自由帳

子供と一緒に、パパ審判をかんばる日記です。

スローイン

子供が所属しているチームで、皆のスローインがひどい(多くの子がファールスロー)なので、各家庭でも練習してきてくださいとコーチから一言。

それならばと、それぞれの親が我が子に指導するのを横で見ていると、どうも微妙にみんな言っていることがずれているような。。。

そもそも、スローインとは競技規則にこう定義されている。

第15条 スローイン

  1. 進め方

ボールを入れるとき、スローワーは:

  • フィールドに面し、
  • 両足ともその一部をタッチライン上またはタッチラインの外のグラウンドにつけ、
  • ボールがフィールドを出た地点から、頭の後方から頭上を通して両手を用いてボール を投げなければならない。

となっている。

特に3つ目の条項で、 頭の後方から頭上を通して というところが、感覚でやっているとずれてしまうようだ。

よくあるダメな例1:お辞儀スロー

両手で投げる瞬間に、お辞儀をするように顔も(体も)前方に倒してしまうと、頭の頭上をボールが通らないので、ファールスロー。

よくあるダメな例2:手投げスロー

プロでも時々やっているような気がするが、厳密には頭上にボールを持ちそのまま手投げ(スナップを効かせる感じ)で投げるのはファールスロー。

きちんと後方まで下げることと、頭上を通過する(頭上から上に向かって投げるのは通過してないと判断できる)ことをやっていないと、厳密にはファールスロー。

これらは、どうも感覚でサッカーを見たりやったりしている人が、より遠くにボールを投げるように指導しようとした時に、見逃してしまう(推奨してしまう)スローのようだ。

練習で気をつけること

よく他のチームを見ていると、ファールスローや細かいファールが多いチームがよくある。

そのチームを観察してみると、ほぼ100%そのチームの審判(通常はコーチ)の基準は、それらを許容している(見逃している)。

つまり、そのチームに帯同する審判(相当の人)が、そのまま子供達の基準になってしまい、時には悪影響を及ぼしてしまうことがあるようだ。

練習だから多少甘くて良いところもあるが、ルーズにやりすぎてしまうと、本番の時に(他の厳しい審判に当たると)子供達が苦労してしまうことになる。

なので、日頃から、常にではなくとも、時々は競技規則通りにきちんと笛を吹いてあげてほしい。